人と比べられて(比べて)苦しまない為に知っておきたい事実

人と比べて自分は劣っているように思い苦しんでいる人が多々います。

私も経験上、そのようなことで悩んだ時期がありました。

小さなコミュニティの中でさえ、収入や持ち物、持ち家か賃貸か、子供の塾がどうだとか、幸せ度では勝ってる、など様々なことを比べたり比べられたりして上だ下だと自分の面子を気にして過ごしてしまいがちです。

 このような思考から抜け出すとっておきの方法があります。

 

ではなぜ比べるのか?

人が比べるのは、他人より優れていたいという動物的本能の欲求として備わっているからです。

 

動物的本能で解釈すると、

動物は子孫繁栄の本能を持っていて

オスはたくさんのメスの気を引きたいし、メスはより良い条件の強いオスを見つけたい。というのが単純な欲求でありこれがベースかなと思います。

現代に当てはめると男は女に価値を見出し。女は男の財力に価値を見出します。(←あくまで本能の話ですよ)

 

例えば過去の王様と呼ばれる人物は、各地から美女を集めハーレムを作る人が多く、女王は各地から財宝を集めます。

女王と呼ばれる人でハーレムを作る人はほとんどいません。

他には男は宝石には興味ないけれど、女の気をひくために宝石を買い与えます。

 

何度も言いますが本能の話ですので、こういう性質があるという例です、私は愛こそが一番だと頭では思っていますm(_ _)m

 

価値基準が明確でない小学生のうちは足の早い男子に人気が集まりますが、単純に本能的に思考しているように思います。

話が逸れましたので戻します。

 

 

万物の霊長である人間といっても、自己制御できる脳の領域は全体のたった3%程度にすぎません、それ以外は無意識(本能)に操られています。

それくらい本能の力は強大なのです。

 

そして人は他人に対しては必要最小限の評価しか認めたくないという性質を持っています。これも優位性の観念からこのような性質を持ってしまうのです。
人に頭を下げられない人も同じような性質だと思います。

 

つまり比べるという行為は、いかに優位であるかを示したいという欲求に過ぎません。

 

相手が圧倒的に自分より優れている場合とか、自分よりたいしたことない場合は相手を褒めることができますが、ちょっと上くらいの人にはなんとなくあまり褒めたりしないものです。

 

比べる材料 

スポーツの場合は基本的なルールがありますよね、例えば同じスタートラインに立ってゴールを目指すなど、明示的なルールがあるからこそ様々な人でもある程度正確に測ることができます。

体の強さを測るならこれでいいのですが、では思考はどうでしょう?

生まれ育った環境で様々なことを身につけます。同じような容姿であったとしても、当然思考は一人一人違います。体を鍛えると筋肉がついてマッチョ見えますが、思考は目に見えませんからマッチョなのか痩せているかわかりません。

 

これまでの歩んできた道程で、触れた知識や経験から概念を学び、取り入れて様々なものが撚り合わさった状態が今のあなたとなります。

あなたというフィルターを通して世界を見ているので、他人とは同じ世界を見ていながら、見えている世界がまるで違うのです。

 

例えば、お金持ちが見ている世界(どう稼ぐかなど)と一般的な稼ぎの人が見ている世界では、思考のステージがまるで違うのです。

あなたと同じ歳で同じ街に住んで同じ空気を吸って近所に住んでいるにもかかわらず、その人の年収はあなたの5倍もあるとすれば、何がそんなに違うかというと、それは目指している目標があなたとは明確に違うからで、収入云々よりも、その人の思考のステージが何階層か上なのです。もう一ついうと思考のステージをその人と合わせれば、それだけあなたも伸びます。

 

スタートラインもゴールも人それぞれなので、本来比べようがないんです。

 

思考のステージが同じくくりの人は収入も同じくらいのベースになります。

同じ思考ステージの人同士でも、たとえ100万円の差があったとしても差は無いと考えて等しいです。

比べてくる人がいればそれはほぼ同じ思考ステージと言っていいです。

 

つまり収入を比べて気分が上ったり下がったりする事ははっきり言いますが無意味ですよね。

 

ですから収入を伸ばす事を考えるのではなく、思考のステージをあげることに全意識を向けて最大の力を注いでください。

 

思考のステージをあげるために必要な3つの基本原則

1状況を知る

自分がいるステージを強く意識することが肝心です。友人の方が何十万か年収が高いなどと考えて落ち込んだり悔しがっている前に、せっせと自分に投資をし、知識や経験を磨いて、自分のステージを一段あげることに全力を尽くしてください。すると後からお金も付いてきます。自分の器以上のお金は入ってきません。

 

2目標を大きく持つ

目標は大きくて良いです、たとえ今のあなたでは不可能に思える事でも設定した目標に向かって本気で動き出すと、脳がゴールまでの道を勝手に調整してくれます。

逆に弱気になって、現状のまま達成可能ことを目標と呼んではいけません。

目標を低くするということは、あなたの脳(無意識)は、あながたその程度と認識してしまうので、自力で達成可能なので、上のステージをあがる事はかないません。現状の外側にこそ目標を立てて実際行動し始めることで、今の自分には見えない道筋が少しづつ見えてくるというプロセスとなります。

 

すべての人に当てはまる訳ではありませんが、もともと何事も受け身の人は行動力をつけるところから訓練が必要なので、小さな成功を積み重ねるところから訓練が必要だと思います。ケースバイケースです。メンタルが子供レベルのまま大人になる人(私)だっていますから。子供を教育をするように自分のメンタルを鍛えていきましょう。

 

3ポジティブを保つ

比べられたりして嫌な言葉をかけられても、自分にとって嫌なイメージはさっさと消し去り忘れましょう、さっさと忘れた方があなたの今後にとってプラスとなります。

 

あなたがマイナス思考になると、あなたの脳(無意識)がマイナスイメージを脳に伝え、不安ホルモンを出します、体や思考を強張らせパフォーマンスを落としてしまおうとします。ステージをあげた人は、ポジティブ思考で物事をとらえています。

 

脳(無意識)を味方につけるにはポジティブ思考でいる事は必須条件です。

だから決して他人の言動に惑わされ無いように心がけましょう。

 相手のいうことをいちいち取り入れていたらあなたは他人の思考の中に生きることになり自分らしさや自分の個性が消えてしまいます。

 

まとめ

書いてきた事を、わかりやすいように目標=山に例えると、現状のまま簡単に登れるような低い山ばかり何回登っても、能力的には大きく変化しません、現状で可能な山よりも、もっと大きな山にチャレンジすれば必要な装備(必要なスキル)や登り方(達成方法)を工夫しなければ登れませんので、登れるように情報収集したり、知識をつけたりして脳が必要なものを見つけやすく動き出します。→脳機能の追い風を受けて加速できます。

 

例えば最初にエベレスト級の目標を設定してもいいのです、当然今のあなたには到底登れる山では無いので、どうしたら登れるか考え出します、するとその山について調べだしたり、チャレンジする前に登っておいた方がいい山が見えてきたり。

こうやってどんどん能力が強化されていきます。目標を立てたか、立て無いかだけで時間の使い方が変わってきます。

 

目先の事で比べていても仕方ありません。相手は小さな山の頂上に立っただけで、制覇したつもりになっている人かもしれません。

自分のよりよい未来を作る事に意識を向けて、まずは目標を設定する事からはじめて見ましょう。